耳をすまして目をみはれ

子育て中の一般市民が、児童虐待事件などについて思ったことを書きます。あくまで個人の見解です。

思う事(虐待事件に)

栗原勇一郎被告の裁判について3

司法解剖を行った医師の証言からは、心愛ちゃんが本当に辛く苦しい思いをしていたことが分かりました。両親の証言以上にひどいことをされていたと容易く想像出来ます。 アンケートを読んで児相につなげた担任の先生も証言されています。 その中で、赤くなっ…

栗原勇一郎被告の裁判について2

初公判。あれだけ物的な証拠や妻の証言があるので、その点では言い逃れ出来ないのではと思っていましたが、堂々と言い逃れようとしているのに驚きました。特に死因に関わる部分ではかなり自分の関与を否定しているような印象でした。 腕を引いて上体を持ち上…

父・栗原勇一郎被告の裁判について1

取り調べ後半では黙秘を貫いたという被告は、法廷で何を語るのでしょうか。 おおまかなところは心愛ちゃんの母親が供述しているので、それらは事実として認めた上で、殺す気は毛頭なかったが感情的になり行ってしまった結果である、心愛ちゃんに申し訳ないこ…

野田市の事件について

間もなく千葉県野田市で栗原心愛ちゃんを殺害した父親・栗原勇一郎被告の裁判が始まります。 先月、事件から1年経った24日に県庁や市役所、学校で黙祷が捧げられたというニュースを目にしました。 学校の子供達はともかく、県や市で行う意味がよく分かり…

量刑について

親による子供殺害事件の判例いくつか。 ・先だっての栗原心愛ちゃんの母親の裁判では執行猶予付き判決。 ・箕面市で4歳男の子を暴行の末に殺害した男2名(母親の交際相手と知人)は懲役10年(求刑12年)判決。(主導したとされる母親の裁判はまだ行わ…

母優里被告の公判に思ったこと2

17日、母優里被告に懲役8年の判決が下りました。(求刑11年) 以下、新聞に掲載されていたものです。 (判決は)元夫からの心理的DV被害の影響をある程度認めたが、「母親」の責任を厳しく追及し過ぎている。~「心理的影響を乗り越える契機があった…

母優里被告の公判に思ったこと

船戸結愛ちゃんの母親の裁判が始まり、その内容をネットや新聞で追っています。 DV被害者でありながらも出来る限り娘を庇い生かそうと頑張った母。最期には寄り添い二人で穏やかな時間を過ごし、優しい嘘で娘の心に微かな光を灯す。そして静かに旅立った娘…

マイイメージ司法

野田市小4女虐待死事件 傷害ほう助の罪の母の判決確定 野田市の小学4年生の女の子が両親に虐待され死亡した事件で、父親の暴行を手助けし傷害ほう助の罪に問われた母親・栗原なぎさ被告に懲役2年6か月、保護観察付き執行猶予5年の有罪判決を言い渡した千葉地…

150件と云うなら

2歳女児衰弱死から1週間 不足している児童福祉司4年かけて増員 札幌市が方針示す 今月5日、札幌市中央区の池田詩梨ちゃん2歳が栄養不足により衰弱死し、母親の池田莉菜容疑者21歳と交際相手の藤原一弥容疑者24歳が傷害の疑いで逮捕されました。詩梨ちゃん…

「しつけのため」の体罰について

子供が犠牲になる痛ましい虐待事件などのニュースをネットで読んでいます。 ネットのニュースにはそれを読んだ人達がコメントを書くことが出来るものがありますが、私はコメントまで読んでいます。 加害者への怒りをどこかにぶつけたい気持ち、被害者の子供…

そんな親もいないという構図

例えば自分の子供が監禁されて寒い時は寒い暑い時は暑いという環境下でひどい暴力を受け食事も与えられない、恐怖や痛み、飢餓状態の中で殺されたとしたら。 正常な頭でいられる自信はありませんが、犯人には極刑を望むと思います。…極刑ではぬるいと本当は…

異論反論

虐待事件が起こると児童相談所などが責め立てられがちですが、そんな世の反応に対して「(加害者以外に)犯人探しをしてもしょうがない」という意見も聞かれます。 また、加害者である親については「彼らの生い立ちが環境がそうさせた」「愛情表現がうまく出…

言葉にすると

児童虐待死事件をテレビやネット、新聞で追いかけています。 実行犯の親に、行政機関に、また周辺の大人達に、脳や腹の中でぐつぐつと感情が煮立ちます。子供達を思うとただただ可哀相だし、悲しいし悔しいし、ものすごく腹も立つ。言葉で表すことが出来ない…