一斉休校の影響
3月6日付の新聞記事です。
「一斉休校に虐待リスク」という見出しで、学校や児童福祉の現場から虐待が疑われる家庭でリスクが高まると懸念の声が上がっているという内容でした。
心愛ちゃんの事件の後、教育庁は長期休業中や休み明けは特に目を配るように指導してきたとあります。(という部分にもちょっと驚く…最近までそこは重要視されてなかったのでしょうか。長期休みに子供の危険度が高まるのはその世界では常識なのかと思っていました。)
また、今回の休校は突然決まったので個別の対応について決める事が出来ないまま休みが始まってしまったとのこと。確かにあれは突然でした。
「大阪府の担当者は”家庭訪問の頻度を増やすことも考えられる”と指摘する。」「一方、横浜市の中央児童相談所は現場のケースワーカーに不要不急の家庭訪問を控えるように通知した」(記事より)
3月7日現在は感染者の確認がない・いわゆる都会でもない・いわゆる地方に住んでいる自分にはぴんと来ないのですが…そういうことにもなるのですね。
記事の結びに。
「東京通信大の才村純教授(児童福祉論)は”児相の現場は常に人手不足なので、頻繁な訪問は難しいだろう”と理解を示し、子どもたちの命綱として民生委員や近隣住民に期待を寄せる。”子どもの境遇に思いをはせ、気になる子がいたら児相や自治体に連絡してほしい。それが命を救うきっかけになる”と話した。」
本当にそうだなあと思います。
児相だけではなく様々な人が見守らないと子供の命は救う事が出来ないのだと感じます。…ただそれを拒む、億劫がるのが児相というイメージも申し訳ないのですが個人的にはあるのですが。
この新聞記事より、とりあえずそういう認識が現場にはある、ということを知ることが出来てそれは良かったです。
この休校によって家庭で苦しい思いをしている子供達はいるのだろう。
給食がなくなり困っている子供達もきっといますよね。
ただの一般市民である自分にも出来ることはあるのか、考えたいです。
学童に持っていく弁当作りで毎日あたふたしているレベルの自分に出来ることなんかあるのか…と思ってしまう現実ですが。