2021-03-10 箕面市4歳児虐待死事件の判決 虐待死事件 母親に懲役9年判決 大阪・箕面市の4歳児虐待死 大阪地裁 2020.2.12 19:12 産経WEST 大阪府箕面市で平成29年12月、長男の筒井歩夢(あゆむ)ちゃん=当時(4)=を暴行し死亡させたとして、傷害致死などの罪に問われた母親の筒井麻衣被告(28)の裁判員裁判の判決公判が12日、大阪地裁で開かれ、大寄淳裁判長は懲役9年(求刑懲役13年)を言い渡した。 争点は元交際相手ら男2人=同罪などで懲役10年が確定=との共謀の有無や程度。弁護側は「(子供を)『叱って』と言ったが、暴行は指示していない」として無罪を主張していた。 大阪・箕面の4歳児暴行死、母親に2審も実刑判決 2020.9.15 13:08 産経WEST 大阪府箕面市で平成29年12月、長男の筒井歩夢(あゆむ)ちゃん=当時(4)=を暴行し死亡させたとして、傷害致死などの罪に問われた母親の麻衣被告(29)の控訴審判決が15日、大阪高裁で開かれ、和田真裁判長は懲役9年とした1審大阪地裁判決を支持し、控訴を棄却した。 歩夢君も本当にひどい殺され方をしました。 二人の男ら(ともに懲役10年判決、服役中)から受けた殴る蹴る等の暴行により「これだけ多数のアザがある子供は見たことがない」と司法解剖を行った医師が証言するような状態でした。歩夢君は殺される以前より日常的に暴力を受けていました。 筒井被告は自分は無罪、男らに「しばいて」とは言ったがここまでして欲しいとは思っていなかった、男らが怖くて止められなかった、等々主張したようです。 また、アザだらけの子供達を撮影し、知人に「こんなふうになってる笑」と写真を送りつけた心境は覚えていない、とのこと。 自分の子が、4歳の幼い子が、そんな凄惨な死をとげた時にまず正気でいられるというのがすごいと思ってしまいます。 ふつう母親なら気が狂うものだ、と決めつけることは出来ないですが、自分だったら裁判でしっかり自己弁護はしていられないような気がします。 歩夢君の弟さんも暴行を受けていたとのこと。その後、どうか心身の傷が癒されて少しでも健やかに生きていかれるようにと願っています。 歩夢君たち兄弟は他市で一時保護を受けていました。 その後に転居。府子供家庭センター(児童相談所)は虐待リスクを2段階下げる+保育所の欠席、ネグレクト徴候、家庭訪問時の様子が市と児相の間で共有されず…といった経緯がありました。 事件翌年の2018年度、箕面市は虐待防止対策のための新組織を創設。 この記事で今ごろに知ったのですが、国は2017年から児童虐待などの支援のための市町村に対する補助制度を作っていたのですね。この組織でも人件費の半分をそこからまかなう、とあります。 具体的な金額、補助を受けるための要件などは調べていないのであれこれ云えないのですが…そういった制度もあったんですね。 本当に子供達のためを考え、日々頑張っている方々もいると思いたいです。