耳をすまして目をみはれ

子育て中の一般市民が、児童虐待事件などについて思ったことを書きます。あくまで個人の見解です。

続・そういうことにしておいて下さい。

親たるものこうでなければ、で苦しくなっている人は案外多いのかもしれないと感じます。

 

我が子は無条件にかわいい。

我が子への愛情は海よりも深い。

もちろん自分よりも子供が優先。

子供と過ごす時間は何にも代えがたい宝物だ。…等々。

 

私は間違いなく自分の子を可愛いと思っていますが、それだって24時間365日ではなく、時には自分を優先したくなったり、また一人になりたくこともあったり…実際にそうしてしまうこともあります。

 

中には我が子を全く・あまり可愛いと思えない方もいるのかもしれない。

環境、ご本人の資質、体調面・精神面の不調等によっても…人それぞれあるのかもしれません。

そういう方はいっそう辛いだろうなあと思います。

 

こうでなければ、は世の中的に便利であるから用いられているだけなんじゃないのとも言いたくなります。

民法には「親が子供の利益のために子供の監護および教育をする権利があり義務を負う」といったことが規定されていますが、親が自分の身を呈して子供を守らなければならないということも実はないのかもしれません。

世間では母親の配偶者・交際相手に子供が殺される事件も多く見られます。そんな時、母親であれば子供を守るべく行動するべきだという声があがります。

本当は、そうしなければならない、ということもないのかもしれない。

ただ、自分の棚上げ・身勝手ながらも、どうか子供は守って欲しいと願ってしまいます。