体罰について2
私は自分の子供を叱る時に絶対に叩かないと決めています。
それは特別崇高な思考に基づく理由からではありません。
自分には依存症的な傾向があるので(相手はアルコールです…お前だけが心の友です)、暴力行為にも同じことが云えるのではないかと思うからです。
こちらが苛立つ子供の言動を制止するにはきっと体罰は有効だろう、という考えがいつも苛立ち真っ最中に頭をよぎります。面倒な手間いらずで子供もすぐに言う事を聞くので一瞬すっきりするだろうなあと。
でもきっと暴力行為の後には大きな罪悪感が待つと思います。
そこで再度の行動を打ち切ることが出来るといいのですが、自分の場合は多分無理です。
暴力行為に及ぶ時には罪悪感と共に、ごく微量の快楽物質が自分の脳の中には分泌されると思われます。
子供を簡単に戒められたすっきり感と快楽物質を求めて、きっと同じ事をもう一度してしまいます。
回数を重ねていくうちに子供にも自分にも慣れが生じ、同じ効果を得るために暴力の程度は増すでしょう。罪悪感がどの程度増えるのか減るのかは想像できないのですが、全力で自分を正当化(子供のため、子供が悪い、自分は精一杯やっている…)することは予測できます。
私は自分の子供を叱る時に絶対に叩かないと決め、守っています。
では叩く代わりに何をするかというと。
大きな声でひどい言葉で怒鳴りつけます、脅します、子供の前で物にあたることもあり。
しかもその目的も子供の事を考えて、というよりは自分の苛立ち解消のためなんですよね…。
それも虐待行為の一環ですよ、と言われたら「ハイ」と返すしかありません。