耳をすまして目をみはれ

子育て中の一般市民が、児童虐待事件などについて思ったことを書きます。あくまで個人の見解です。

こういうニュースについて

 

虐待、懲戒権の在り方5年で検討 体罰禁止の改正法案、厚労省

 厚生労働省は5日、保護者らによる体罰禁止を盛り込んだ児童虐待防止法児童福祉法の改正案の概要を明らかにした。必要な範囲内で親権者の「懲戒権」を認めている民法との調整については「施行後5年をめどに検討を加え必要な措置をする」としている。

 同日朝に開かれた自民党の虐待防止に向けた特命委員会と厚労部会で示した。出席した議員から懲戒権との関係整理について「5年は長すぎる」との声が上がったという。

  (3/5(火) 12:08配信 共同通信

 

それいま大事?と思いました。

東京都でも”都道府県で初・体罰禁止を明記した児童虐待防止の条例案”を公表していますが、例えば目黒の事件で結愛ちゃんを死に追いやったのは、本人の様子も確認せずに「大丈夫だと思った」(引き継いだ情報によると怪我の程度も軽かったし、近所等からの通報もなかったし…と答えていた相談所所長の言葉もネットで見たことがあります。幼い女の子の顔のあざや傷を軽いと言えるのかも疑問ですし、香川県の医師も危険であると伝えていたのに。そもそも本人を見ずにどうやって安全と判断できるのか?虐待方法も色々とあること、また近所の住民が虐待に気づいていたとしても必ず通報するわけではないですよね)などとよくも言ってしまえる児童相談所の感覚だったのではないのでしょうか。※直接殺めたのは当然、船戸容疑者ですが。

 

児童相談所のような機関の職員が正しく情報を分析し、正しく動くことが出来れば十分既存の法律で救うことが出来るのではないかと思ってしまいます。

児童相談所などの仕事について実態を知らずに言うだけ簡単な立場で語ってしまうのはどうかといつも思うのですが、でも本人に会わせてもらえないという状況で「大丈夫」と判断出来たこと、どうしても納得がいきません。あの事件では1回目は訪問で駄目で、2回目は小学校の説明会で駄目で、更に区からの家庭訪問の申し出を断ったという経緯もあるようで、ことさら。

 

しつけのための体罰は禁止ですとさらっと言われて、そっかじゃあ止めないとなー、と皆が自制出来るのであれば警察は要りませんよね。

 

裁判の際に暴力行為を「しつけのため」と言い逃れることは出来なくなるのかもしれませんが、妥当な量刑判断や虐待抑制への効果は微々たるものではないでしょうか。

 

以下、短絡的思考で。

子供への暴力・食事を与えない・病気怪我を放置は殺人行為です殺意ありと見なします、という法ならば個人的には賛成です。